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知っ得!!<準確定申告ってなに?>

2024.12.01

「準確定申告」とは、被相続人(亡くなった人)の確定申告で、代わりに相続人が手続きをするものです。今回は、準確定申告について解説いたします。

 

■準確定申告とは

準確定申告とは、被相続人(亡くなった人)の生前の所得に対する確定申告のことです。被相続人の代わりに相続人が手続きを行いますが、原則亡くなった日から4カ月以内に手続きを済ませなければなりません。

 

■準確定申告、必要?不要?

相続が発生したからといって、必ず準確定申告をしなければならないわけではありません。まず、被相続人が前年度分の確定申告をしていたかを確認し、準確定申告が必要かどうか判断しましょう。

 

 

 

■準確定申告の注意点

①還付金があった場合は相続人で分配

⇒還付金は、遺言や遺産分割協議により決まっている相続分の通りに分配します。相続分が決まっていなければ、法定相続分に従って分配することになります。還付金については必ず相続申告書に計上しましょう。

 

②税理士に依頼する際には、事務代理権限証書が必要

⇒準確定申告は、4カ月以内という短い期間に手続きを行わなければならないので、申告に不安がある場合は税理士に依頼するのがよいでしょう。

税理士に手続きを委任する場合には、税務代理権限証書を税務署に提出しなければなりません。

 

③申告期限を過ぎると追徴税がかかる

⇒相続の開始を知った日の翌日から4カ月以内に申告の手続きをしなかった場合、加算税や延滞税といった追徴税がかかります。必ず期限内に申告をするようにしましょう。

 

■まとめ

準確定申告は申告期限が短い上に、上記に挙げた注意点の他に、申告時に気を付けなければならないことも多くあります。提出書類の準備や申告書類の作成に不安がある場合は、まず税理士に相談することをおすすめします。相続の申告と一緒に準確定申告も税理士に依頼をすると手続きがスムーズに進めることができるでしょう。

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