知っ得!!<【終活】必見! デジタル終活のすすめ>
インターネットが普及している現在、デジタル遺品はトラブルに繋がるケースが少なくありません。トラブルを防止するにはどのような対策をしたらよいのでしょうか。今回は『デジタル終活』について解説いたします。
■デジタル遺品とは?
「デジタル遺品」とは、パソコンやスマートフォンなどのデジタル機器に保存されたデータやアカウント・パスワードのことを指します。また、デジタル遺品には次のように2種類に分けられます。
■デジタル遺品のトラブル
パソコンやスマートフォンにパスコードロックを設定している方も多いと思います。セキュリティ上は必要な対策と言えますが、亡くなってしまった後は少々やっかいなことになりがちです。万が一の際に、遺族が亡くなった人のパソコンやスマートフォンのロック解除が出来ず、デジタル遺品について調べられないという事態に陥るのです。また、亡くなった人が生前に親しくしていた方に葬儀の連絡をすることもできません
パスコードを複数回間違えると、データが初期化されてしまうというデジタル機器もありますので注意が必要です。
■トラブル回避のために『デジタル終活』
トラブルを回避するためにはどのような対策をすればよいのでしょうか。
①エンディングノートでパスワードの共有
⇒相続に関することを記すエンディングノートに、ログインのアカウントやパスワードを記載しておくのもひとつの方法です。万が一の際には、エンディングノートを見てもらうよう、家族に伝えておきましょう。
②見てほしいデータだけを指定する
⇒見られたくないものと見てほしいデータとにフォルダを分けて、家族には見てほしいデータのみ確認してもらうよう事前に伝えておきましょう。また、見られたくないものデータのフォルダにはさらにパスワードをかけておくようにすると良いでしょう。
■まとめ
デジタル終活において、もっとも重要なのは<アカウントやログインパスワードの共有>です。今から、エンディングノートにパスワードを記載するなどして、家族と共有できるように準備しておくとよいでしょう。不安なことや疑問点がある場合には、まず専門家に相談することが大切です。