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知っ得!!<相続した建物が登記されていない!そんな時どうする?>

2025.05.09

「親が亡くなり相続した建物が登記されていない」そんなケースは意外と少なくありません。建物が未登記であった場合には、登記手続きが必要です。今回は相続した建物が未登記であった場合について解説いたします。

 

■不動産(土地や建物)の登記とは?

そもそも不動産は住んでいる人が所有者とは限りません。また、不動産が登記されていないと、誰が所有者なのか、どのような不動産なのかを知ることが出来ません。

したがって、登記によって不動産の所有者、面積、抵当権などの他者の権利などを台帳に記録する必要があるのです。

 

■なぜ建物が登記されていないのか

登記は、所有者が法務局に申請をするによって登記記録が作成されます。法務局が自動的に不動産の登記をする事はありませんので、所有者が登記をしなければ、その不動産は“未登記”となってしまいます。登記は自分の権利を守るためにするものなので、登記をしなければ不動産の所有権を他人に主張することができません。

 

■未登記の建物を相続するには

未登記であっても相続することは可能です。未登記の建物を相続する場合には、通常、遺産分割協議などで相続人が決まってからその相続人名義で登記します。

また、遺産分割協議書にその所在や面積など建物の詳細や未登記である旨を表記するようにしましょう。

 

■まとめ

未登記でも相続することは可能ですが、いずれにせよ、いつかは登記をしなければなりません。相続する不動産が未登記であった場合は、まずは司法書士に相談しましょう。

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